首・肩の痛みと手のしびれがある時は何科に行くの？その受診結果と治療法

こんばんは。
o-mochizuki です。

一週間ほど前から、肩というか首の付け根辺りから背中が痛くなって、だんだんと腕から手の方までしびれるようになってきたんです。
はじめは寝方が悪かったかな？とか思ったり、とりあえず液状の消炎鎮痛剤を塗ってみたりしましたが、いっこうに改善されませんでした。
特に動かしてもないのに、ただ座っているだけでも、肩甲骨周りから手にかけて痛い、だるい、しびれる・・・それも左手だけ。
常に痛みがあるわけではありませんが、痛くて夜も眠れない日が続いたので、整形外科を受診しました。

レントゲン撮影をしてもらい、症状を詳しく話して診断された結果は「頚椎症性神経根症」けいついしょうせいしんけいこんしょうというものでした。

頚椎症性神経根症とは

首の骨である「頸椎」に、加齢による変性などが起こり、首の痛みなどの症状があらわれたものです。
頸椎は７個の骨で構成され、骨と骨の間にはクッションの役割を果たす「椎間板」があります。それが年齢とともに弾力を失って、つぶれたりヒビが入ったりして、神経が圧迫されて痛みなどの症状があらわれるわけです
腰痛の場合、椎間板ヘルニアとかってよく聞きますよね？それの首版って感じですね。

症状と特徴

●頸部の痛み
　首の後ろや肩甲骨付近に痛みがでます。
　首を後ろにそらした時や重い荷物を持った時に痛みがでることもあるので、上を見たり、うがいをするのが辛いということがあります。

●しびれ感・感覚異常
　腕や手、指先にかけてしびれ感や感覚異常などの症状があらわれることがあります。

●手の知覚障害
　ひどい場合は首から手指にかけて知覚障害が生じ、例えば何も触れていないのに痛みが走るなど、刺激を正常に知覚できない状態になります。

主な治療法

●装具療法
　頸椎カラーなどの装具を使用して、安静を保ち、痛みの軽減が期待できる治療法。

●薬物療法
　まずは痛み止めとして「非ステロイド性消炎鎮痛薬」が用いられることが多いです。
　しびれや電撃的な痛みなどの神経の痛みには「神経障害性疼痛治療薬」なども用いられます。

●理学療法（リハビリテーション）
　首のけん引、運動やマッサージなど、代謝機能・身体機能の改善を目的に行う治療法。

●神経ブロック
　局所麻酔薬で痛みの伝達をブロックする治療法。

●外科的療法

日常生活で注意すること

●首が後方にそらないようにする
　仰向けになる美容院でのシャンプーなどは避ける

●頸椎が通常よりも伸ばされすぎる状態にしない
　高い棚の上に置いてあるものを背伸びして取ろうとするようなことを避ける

●頸椎に負担をかける姿勢を避ける
　電車や車の座席に長時間座り続けることや、ソファーなどで姿勢を崩して寝ることなど

まとめ

加齢による頸椎の変性で、神経が圧迫されて痛みがでる「頚椎症性神経根症」は、左右どちらか片側の腕から手にしびれがあらわれることが多いようです。
基本的には自然治癒する疾患だそうで、首のけん引や投薬治療を行います。

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治るまでには数か月以上かかることも少なくないですが、激痛の時期が終われば、症状がでないよう頸椎を後方にそらせないように注意しながら、気長に投薬治療とリハビリをしていこうと思います。

首から手にかけての痛みやしびれにお悩みの方、その痛み「神経の痛み」かもしれません。
整形外科専門医に診てもらってはいかがでしょうか？

以上、o-mochizuki でした。