ふるさと納税やお取り寄せグルメで、有名産地のマグロが自宅に居ながら味わえるようになりましたが、せっかくの「美味しいマグロ」・・・ちゃんと美味しく解凍できていますか?
解凍方法をまちがえると、どんなに高級なマグロでも台無しになってしまいます‼
冷凍マグロを家庭で美味しく、できれば簡単に解凍するにはどんな方法があるでしょうか。
冷凍マグロの美味しい解凍法
「冷凍マグロの解凍法」を調べてみると『温塩水解凍法』『氷水解凍法』の2種類の方法がおすすめされていたので、手順や注意点・メリットデメリットを比べてみましょう。
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魚のプロがおすすめ!『温塩水解凍法』
以前お取り寄せしたマグロに同梱されていた解凍方法も『温塩水解凍法』でした。
築地をはじめ全国の卸売業者さんの多くがおすすめしています。
温塩水解凍とは海水程度の塩分濃度のぬるま湯に短時間浸して解凍する方法です。
塩水を使用するとマグロから旨味が流れでるのを防ぎ、赤色の発色をうながします。
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『温塩水解凍法』のやり方
○35~40度のぬるま湯 1リットル
○塩(できれば天然塩) 大さじ2杯(30~35g)
1.マグロがすっぽり入る容器にお湯を入れ、塩を加えて溶かし「温塩水」を作る
2.「温塩水」にマグロを1~2分浸す
⇒この時点では、表面はキレイに発色しています。このままでもなんとか食べられる状態ですが、熟成した方が断然美味しくなります。
3.キッチンペーパーで水気を良くふき取った後、別のキッチンペーパーで包んで皿にのせ、皿ごとラップをして冷蔵庫で半日~1日寝かせる(熟成させる)
⇒熟成の時間によってマグロの色や食感が変わってきます。熟成時間が長いほど色は黒っぽく、食感はねっとりしてきます。
前日の夜寝る前か、当日の朝やっておけば、夕食に美味しいお刺身が食べられますよ
『温塩水解凍法』のメリット・デメリット
メリットとしては、熟成することによってマグロの旨味が凝縮されアップすること‼
デメリットは、時間がかかることです。食べる日時を逆算し準備しましょう。
こちらも読んでみて!👆パックの刺身が格段に美味しくなる「塩水処理」とは?👆
テレビ番組が紹介!『氷水解凍法』
某国営放送「ためして!ガッテン」や「世界一受けたい授業」で簡単・時短な方法として紹介されたのが『氷水解凍法』です。
氷水解凍とは、マグロを-3度~0度の温度帯で解凍する方法です。
実は凍ったマグロは0度の手前、-2度付近で溶け始めるんです。また、必要以上に解凍時の温度をあげてしまうと、マグロの細胞を傷つけてしまい、ドリップとともに旨味が流れだしてしまうので、氷温で解凍するのは科学的根拠に基づいた解凍法なんですね。
『氷水解凍法』のやり方
用意するのは密閉できる袋(ジップロック等)と氷のみ!
1.マグロを密閉袋に入れ、できるだけ空気が入らないように閉じる
⇒ラップや真空パックされていたマグロは、一旦取り出して新しい密閉袋に入れ直すこと。
2.すっぽりと入る深めのボウルかバットにたっぷりの氷水をはり、密閉袋に入れたマグロを浸す
⇒浮かぶようであれば、大きめの保冷剤(なければ皿)などで重しをする。
3.45分~1時間、マグロが自然に曲がるような硬さになれば解凍できている
約1時間で食べられるようになるのは嬉しいですね。
『氷水解凍法』のメリット・デメリット
メリットは何と言っても簡単で早いこと‼マグロ本来の味を味わえます。
強いてデメリットをあげれば、たくさんの氷を用意することくらい?大量のマグロを解凍しないといけない場合はたいへんかもしれませんね。
「半解凍の方が切りやすいから」と早めに取り出してしまうと、切ってから溶けてドリップが出てしまう場合があるので注意してくださいね。
まとめ
冷凍マグロを家庭で美味しく解凍する方法として『温塩水解凍法』『氷水解凍法』の2種類の方法をご紹介しました。
『温塩水解凍法』は半日~1日熟成させるため、時間はかかりますが、旨味がアップします。
『氷水解凍法』は約1時間で解凍できてしまうので、急な来客でも間に合いますね。
家族や親戚が集まったり、ホームパーティーが増える季節。ちょっと高級なマグロをお取り寄せすることもあるでしょう。間違った解凍法でせっかくの高級マグロを台無しにしてしまわないよう、正しい解凍法で美味しくいただきましょう‼
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以上、o-mochizuki でした。
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